まるごと 川根本町日記

緑のふるさと協力隊21期生、川根本町8代目の協力隊のブログ。

お茶時期を終えて

 

 

5月7日から、23日まで、私のお世話になった茶工場は、私の家から15分かからないくらいの場所にあります。工場は、藤田さんと木村さんと言うお2人が共同経営しています。共同経営として、2人で作っているお茶畑もあるけど、他の家のお茶もこの工場で揉んでいるのです。普通は、他の家のお茶も混ぜてお茶にする「合葉」という形をとるのだけれど、ここは「単品揉み」が基本。他の家のお茶の葉を混ぜないことにこだわりをもっています。揉み方も工夫して、他の工場より長くしてみたり。

 

4月に一度、お宅にお邪魔して飲ませてもらったけど、本当にこれ、お茶なの??って思うくらい美味しかったのを覚えています。こだわりがある分、こんなお茶ができるんだ、それに関わることができたって幸せだな、とお手伝いに行ってた時も今も思ってます。

 

お仕事は「楽しんでやらなきゃ意味がない」がモットーの人たちです。私も気楽にお手伝いさせてもらえることができました♪ 朝はのんびり、うちの工場のお茶や、他の人が持ってきたお茶の受け入れ作業をして、工場が稼働すると、お茶をコンベアに載せたり、機械のお掃除をしたりするのが私の日課。あっという間に時間がたってしまいます。私は日付が変わる前にはいつも家に帰っていましたが、茶工場自体は朝方までお茶を揉んでる日も少なくなく、お茶に関わるってこういうことなんだと、大変さを実感しました。

 

工場のお掃除がすごく好き。結構、最後に掃除するとき、機会にお茶の粉とかくずとか溜まってるんだよね。それをざーっと掃除して綺麗になるのが楽しくて(笑)エアーをかけてざーっと飛ばしてみたり、機会にクッキーみたいにこびりついた茶の固まりをヘラで取ったり。はまっちゃいます(笑)

 

ご厚意でご飯もごちそうになり、こんな待遇よくていいのかなーと思うことも。まだ思案中だけど、お茶の良さを広める新聞みたいなのを作ろうか考えてます。また、詳しく決まったらお知らせします♪

 

最初は工場になじめるかドキドキしてたけど、藤田さんはとても私のことを気にかけてくださっていたし、1代目のOGありみさんがお手伝いに来てたり、藤田さんの奥さんと韓国ドラマの話をしたり(笑)、お手伝いの榎さんにとは、冗談言ったり、木村さんとも最後のお茶の荷造りの時にからかわれたり。 気候の影響で、例年より長くなったお茶工場のお手伝いでしたが、次の協力隊の日程もあるから「明日で一区切りにさせてください」って言った時には、本当に寂しかったです。

 

 川根本町には、ここの工場で作った「紅一番」が売ってます!これは紅茶なのですが、お茶の種類を混ぜたことで、何も香味料は使ってないのに甘い香りがして、味も渋みが少なく、さっぱりしてて、贅沢気分になれるお茶です(^O^) これから冷茶用の「夏一番」もできるみたい。楽しみー(*^。^*)

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